建設鉱山分野でのAI活用状況2024

はじめに

最近、Catterpillar社がAI活用に触れた記事をホームページに出している。
Caterpillar | Artificial Intelligence (AI) at Caterpillar

この機会に鉱山会社も記事を拾ったので書いておく。

鉱山会社

まず、鉱山会社。世界最大の建設鉱山機械会社Caterpillarに倣って世界最大の鉱山会社であるBHP。

2023年にMicrosoftとAIを利用した銅鉱石の資源回収効率化を発表している。
BHP and Microsoft use AI to lift Escondida copper recovery
鉱山会社にとって、鉱山から回収される資源を最大化することは収益の面でとても重要。
詳細は触れられていないため想像するしかないが、現場から収集されるデータの効率的な解析・予測モデルの構築などだろうか?既存データが活用できる、より現場に近いところに適用するのかも。

BHP

一方で2番目に大きい鉱山会社BHP。CO2削減はいろいろ出てくるがAI活用は記事が見当たらない。
データ活用という観点で、VRや自動化といった記載のある以下のページは出てきた。

Smart mining (riotinto.com)
記事中に、BHP全体として1日あたり300万点のトラック位置情報を収集していることが述べられている。おそらくRioTintoも同様にデータを集めているだろうから、こういったデータの解析、改善にAIを使おうというのはありそう。
Each of our haul trucks has more than 45 electronic tags sending data every few seconds, giving us more than 30 million geo positions every single day

建設機械メーカ

Caterpillarと同業で世界2番手のコマツは向上の改善にAIを使いましたよ、という記事が出ている。

175-e03.pdf (komatsu.jp)

まとめ

比べてみると各社、力のいれている分野・どこでお金を生もうとしているのかの違いが見える。

引き続き追ってみたい。

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