Drone in a box 2024年時点の動向

日本だとなじみがない単語(Wikipediaでも日本語記事がない)

Drone in a Box – Wikipedia

従来のドローン、つまり UAV は、無人航空機と何らかの地上コントローラーの組み合わせで構成されていた。ここで提案されている、Drone in a boxシステムは、ドローンは着陸パッド・充電ベースとしても機能する箱から自律的に展開・事前にプログラムされた一連の指示を実行し、ドローンは自律的に箱に戻り、充電や情報のアップロードを行うようになっているものを指している。

24時間365日の運用が必要となるインフラ監視・軍事用途に飛行可能時間の短いドローンを適用するうえでは、電池交換等のメンテナンスの労力が課題になっていたので、それを解決するためのソリューションと言える。箱まで含めたセットになるので、メーカにとっても利益が上がりやすいように思われる。

この分野で先頭を走っている企業の一つがNokiaだろう。ドローン会社と組んで5G・目視外飛行の許可を得てインフラ監視に適用を開始している。

Nokia’s turnkey 5G-connected drone platform selected by Belgium’s Citymesh for world’s first nationwide drone network | Nokia

Nokia Drone Networks launch in North America following successful collaboration with Rohde & Schwarz to secure FCC certification | Nokia

コントロールの乗っ取り対策や保管中のトラブル回避についても知見がたまってきつつある段階であり、これからが普及本番だろう。


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